ヒガラという小鳥は、「ヘビがいるぞ!」と天敵の存在を知らせるシジュウカラの声を聞くと、ヘビの姿を思い浮かべながら危険を確認しに行くとの研究結果を、京都大の鈴木俊貴特定助教(動物行動学)が20日までに、米科学誌カレントバイオロジー電子版に発表した。
鳥が他種の鳴き声を聞きつけて行動する際は、ただ反射的に動いたり好奇心を持ったりしただけなのか、声の意味を理解しているのかは、はっきりと分かっていなかった。今回は、英語の分かる日本語話者が「ブック」と聞いて本を思い浮かべられるように、鳥も他種の声が指す対象をイメージできることを示した。
鈴木さんは長野県内の森で、シジュウカラがヘビを発見したときに出す「ジャージャー」という警戒声をスピーカーから流し、細い枝をヘビに見立てて木にはわせた。すると、観察した13羽のヒガラのうち10羽が枝に近づいた。
対照的に、警戒声でない声を流したり、枝を大きく揺らしてヘビらしくない動きをさせたりすると、ヒガラはほとんど反応しなかった。
この結果から、ヒガラはヘビの姿をイメージし、ヘビのように動く枝に当てはめて行動することが分かるとした。鈴木さんは「今後は、鳴き声とヘビをどうやって関連付けたのか、学習の過程を探りたい」と話した。〔共同〕
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May 20, 2020 at 07:17AM
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警戒声聞き天敵をイメージ 鳥の「他言語」理解、解明 - 日本経済新聞
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