ソフトバンク柳田、日本ハム大谷、巨人中島らが過去にOP戦本塁打王に
プロ野球のオープン戦は21日に全日程を終え打撃部門では阪神のドラフト1位ルーキー・佐藤輝明内野手が6本塁打で新人ではドラフト制度後初となるオープン戦“本塁打王”となった。ここでは過去のオープン戦本塁打王を振り返り、実際のシーズンと比較してみる。 【表】2021年オープン戦 個人タイトル 【2013年】 ○柳田悠岐(ソフトバンク)オープン戦 6本塁打 シーズン 11本塁打 104試合、打率.295、41打点 【2014年】 ○柳田悠岐(ソフトバンク)オープン戦 4本塁打 シーズン 15本塁打 144試合、打率.317、70打点 【2015年】 ○ミレッジ(ヤクルト)オープン戦 5本塁打 シーズン 1本塁打 24試合、打率.211、9打点 【2016年】 ○柳田悠岐(ソフトバンク)オープン戦 5本塁打 シーズン 18本塁打 120試合、打率.306、73打点 【2017年】 ○高山俊(阪神)オープン戦 4本塁打 シーズン 6本塁打 103試合、打率.250、24打点 ○大谷翔平(日本ハム) シーズン 8本塁打 65試合、打率.332、31打点 ○ダフィー(ロッテ) シーズン 6本塁打 54試合、打率.201、18打点 ○白崎浩之(DeNA) シーズン 0本塁打 34試合、打率.185、4打点 【2018年】 ○バレンティン(ヤクルト) オープン戦 6本塁打 シーズン 38本塁打 142試合、打率.268、131打点 【2019年】 ○大田泰示(日ハム) オープン戦 5本塁打 シーズン 20本塁打 132試合、打率.289、77打点 ○陽岱鋼(巨人) シーズン 4本塁打 110試合、打率.274、21打点 【2020年】 ○中島宏之(巨人) オープン戦 4本塁打 シーズン 7本塁打 100試合、打率.297、29打点 ○オースティン(DeNA) シーズン 20本塁打 65試合、打率.286、56打点
ソフトバンクの柳田はオープン戦で3度の本塁打王
ドラフト制度後ではルーキー史上初のオープン戦本塁打王ということもあり、過去8年では実績十分の選手たちが大半を占めている。ソフトバンクの柳田はオープン戦で3度の“キング”でいずれも100試合に出場し2桁本塁打。シーズンで本塁打王とはいかなかったがチームの主力として活躍したといってもいいだろう。 2019年の巨人・陽岱鋼、2020年の中島の“ベテラン勢”は復活を印象付けた。特に中島は前年が43試合の出場に終わり打率.148、1本塁打5打点と自己ワーストの成績だったがオープン戦から結果を残し、シーズンでは100試合に出場し打率.297と巨人のリーグ連覇に貢献した。 助っ人陣は対照的だ。2018年のヤクルト・バレンティンはシーズンで38本塁打131打点、昨季のDeNA・オースティンは20本塁打と活躍を見せたが、2017年のロッテ・ダフィーは6本塁打、2015年のヤクルト・ミレッジは1本塁打と期待に応えることができなかった。 阪神の佐藤輝はオープン戦12試合に出場し打率.302、6本塁打9打点をマーク。一発だけではなく率も残す打撃を見せていた。注目を集めるドラ1ルーキーは1年目のシーズンでどのような成績を残すのか注目だ。
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