DeNAで初代主将を務めた石川雄洋内野手(34)が21日、横浜市内で現役引退会見を行った。

三浦大輔監督がサプライズで登場し、花束を渡した。2人は家族ぐるみの交流があり、爆笑の掛け合いがあった。

三浦監督「16年間、ベイスターズのために力を発揮してくれた。次の人生の方が長い。石川雄洋らしく頑張ってほしい」

石川「うれしくないって言えない(笑い)。花束をもらって16年間、三浦さん、監督との思い出がよみがえって、こみ上げてくる。私生活も18、19歳からいろいろ勉強させてもらった。1つ挙げられないくらい感謝している。『早く結婚しろよ』と言われる。その通りだと思う」

三浦監督「去年はファームでも話していた。思い出は、高卒で入って変わらず『野球が好き』ということ。純粋。一昨年、投手コーチをしていた時、連敗から救ってくれた。家で、プライベートでご飯を食べたこともある。弟でもなく、息子というほど歳も離れていない。『お父さん』と呼ぶけど。『娘さんを(ください)』とか(笑い)。本人も葛藤があったと思う。次のスタートに向かって、いろんなところで野球界に貢献してほしい。また、一緒のユニホームを着たい気持ちもあるが、まずは心も体もゆっくりしてほしい」