木村花さんを中傷した男を書類送検…「生きてる価値あるの」「いつ死ぬの」など書き込み - 読売新聞

　フジテレビの番組「テラスハウス」に出演し、５月に亡くなった女子プロレスラーの木村花さん（当時２２歳）をツイッターで中傷したとして、警視庁は１７日、大阪府の２０歳代の男を侮辱容疑で東京地検に書類送検した。

　発表によると、男は５月中旬頃、木村さんのツイッターに、「生きてる価値あるのかね」「ねえねえ。いつ死ぬの？」などと複数回にわたって書き込み、木村さんを公然と侮辱した疑い。容疑を認め、「番組での態度が許せなかった」と供述している。

　木村さんは昨年１０月から、テラスハウスに出演。今年３月３１日に動画配信サービス「ネットフリックス」で配信された番組での言動を巡り、ネット上で視聴者から中傷が相次いだ。フジテレビが同じシーンを５月１９日に放送した４日後、木村さんは自ら命を絶った。

　警視庁は遺族から相談を受けて捜査を開始。配信後の２か月弱で木村さんのツイッターには約１２００件が投稿され、このうち誹謗（ひぼう）中傷が約３００件に上ったことを確認した。大半は削除されていたが、データを復元するなどして摘発対象を絞り込んだ。男は６月、「誹謗中傷をしました。とても反省しています」と遺族にメールを送って謝罪していた。

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