女性の視点で防災に取り組む市川市のプロジェクトは17日、長期保存できる食材を使った「避難所炊き出しレシピ」を公表した=写真=。避難が長期に及んだ場合に「温かい食事を提供したい」との思いで企画した。レシピは今後、ホームページで公開し、避難所になっている約40か所の小学校にも配布する。
食材は、3~5年保存可能なアルファ米や乾燥野菜、缶詰などに絞った。避難所とする小学校で大鍋を使った火の調理ができることを前提に、キッチンばさみとへらだけで簡単に作れる献立を考えた。
完成したレシピは、さば缶を使ったミネストローネやみそ汁、アルファ米のリゾットや雑炊、ビスケットを浸したおしるこなど9品目。この日の発表会では、試食した田中甲市長から「おいしい」とのお墨付きを得た。
市川市では2016年から、女性職員を中心に「BJ(防災女性)☆プロジェクト」と銘打ち、災害への備えや被災者支援のあり方を研究している。被災地を視察してきたほか、女性が安心して使える非常用トイレを導入した実績がある。今回は市保健センターの管理栄養士3人と管理職の計5人が避難所の食事のレシピづくりを進めた。
市は新年度以降、今回のレシピを生かせるように避難所の備蓄品を順次更新する考えだ。市の担当者は「どれもおいしくできた自信作。不足しがちな栄養のバランスを考え、短時間で作れるよう工夫した。ぜひ活用してほしい」と話している。
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