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Tuesday, May 19, 2020

赤ちゃん鳥とがんばる親鳥にキュン。中学生写真家・藍沙さんが撮った野鳥たち - 女子SPA!

 外出して自然に触れることもなかなかできない昨今。すさみますよね。そこで、中学生写真家の藍沙さんが撮った、かわいらしい野鳥の親子たちの写真を紹介しましょう。今年、第12回野生動物写真コンテストに入賞した藍沙さんは、小学5年生から野鳥を撮影しつづけているのです(以下、藍沙さんの寄稿)。
カルガモの赤ちゃん

一生懸命に泳ぐカルガモの赤ちゃん

 こんにちは! 藍沙です。季節は春から初夏になりましたね。この季節、野鳥たちは子育てのシーズンで大忙し。今は新型コロナウイルスの感染防止のため、ちょっと撮影に行きづらいのですが、今回の記事では私が以前に撮った野鳥たちの、かわいい子育ての様子を紹介していきますよ。

日向ぼっこが大好きなカルガモの親子。でも実は、お母さんガモは警戒中!

カルガモの親子

日向ぼっこするカルガモの親子

 まずは、カルガモです。親子カモはとても仲がよく、『みにくいアヒルの子』の物語のようなことは滅多にありません。お母さんカモは子どもが一羽でもいなくなると、その子がいなくなった場所を徹底的に探します。  カモは日光浴が大好きです。子ガモもそれは同じで、親子そろって日向ぼっこをしています。子ガモは天敵に狙われやすいので、お母さんカモはのんびりしているように見えて周りを警戒しながら、子どもにはくつろがせています。優しいお母さんですね。そして、どちらもかわいいですね。  私も、何度も「かわいい~」と言いながら撮っていました。この少しあとカモさんたちは、どこかへ向かって歩いていきましたが、その去り際もよちよちとしていて、とてもほほえましいものでした。

ケンカはするけど土壇場での結束力は強い。仲間思いのアオサギ

アオサギの夫婦

巣作り中のアオサギの夫婦

 アオサギを始めとするサギの仲間は、毎年手作りの巣を作ります。「体が大きいのに、何でこんなに器用なんだろう?」と、毎回感心してしまいます。ちなみに巣に使うものは、ほぼ木の枝です。サギは集団で子育てするので、枝がすぐに調達できます。材料に困ることはなさそうですね。  サギは結構、人の住むところにいます。なにせ数が多いので、騒音レベルのうるささです。ですが、ずっと同じところにいるのでなんだか愛着がわいてきて、憎めない可愛い子たちだなと思います。  サギ同士の家は密集しているので、ご近所ゲンカは多発しますが、土壇場での結束力はとても強いんです。天敵が巣の近くに来ると、群れ全体で追い払います。なんだかんだで、仲間思いなところがあるのですね。

大きくなったチョウゲンボウのヒナを見て、親戚のおばちゃんのような気持ちに

チョウゲンボウの幼鳥

チョウゲンボウの幼鳥たち。橋の裏側に巣をつくっていた

 お次はチョウゲンボウと言い、猛禽類のハヤブサの仲間です。この子たちはなぜか人工物を利用することが多いんです。獲物を捕まえるときも、木の枝の上で狙うのではなく、電柱や街灯にとまって狙うことがよくあります。そして、近年では民家の近くでも数を増やしています。  私としてはヒナの成長を近くで見ることができるので、少しうれしいです。学校があるので、普段は土曜日と日曜日しか撮影に行けないのですが、ヒナの成長はとても早く、前の週は飛べなかった子が次の週には飛んでいるなんてことがしばしば。 「もうこんなに大きくなったのか~」とうれしくなるのと同時に、「私は親戚のおばちゃんかよ!」と自分でツッコミを入れたくなってしまいます。
チョウゲンボウのきょうだい

チョウゲンボウのきょうだい。空を飛ぶ練習中

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May 19, 2020 at 01:45PM
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