ヤクルトの球団マスコットつば九郎が、愛あるエールを送った。6日、YouTubeチャンネルに動画「テレワーク!? つば九郎TV」をアップ。換気した部屋からソーシャルディスタンスを保って出演し、某大物司会者をもじった“つばもんた”としてファンのお悩み相談に答えた。

ブログで募集した300件超の相談の中には、コロナ患者を担当する看護師の娘を持つ親の声も。夜勤の娘を案じる内容に「みんなではくしゅしましょう」と返し、画面を通して医療従事者へ感謝と尊敬の念を送った。不安な中で毎日子どもたちを守る保育士からは、元気になれるひと言をくださいとのお願い。「こころをひとつに ひとりぢゃないよ みんなえみふる」と再び拍手し、励ましのガッツポーズをしてみせた。

しかし、いい人ならぬ“いい鳥”で終わらないのがつば九郎だ。山田哲ファンから「哲人さんは元気でいますか?」と聞かれると「たぶんげんき。しゅうかんしにちゅうい」。ドアラと仲良くなるには何を貢げばいいか問われれば「かね」と即答した。選手の悩み相談では、えらのせいで息子に顔が四角いと言われ、祖母から顔が腫れていると心配される中村に「あべのますく さいず あわないよね」と返答。ただいじって終わった。

硬軟織り交ぜて、笑いとほっこりを届けたつば九郎。44分間に及ぶ動画のラストには「まけるもんか! みんなをまってるよ。このききをみんなでのりこえよう!! がんばれにっぽん!」。安心して暮らせる日々を取り戻すために、1人1人の我慢が大事だと大まじめに説いた。【鎌田良美】