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Tuesday, February 25, 2020

カジュアルOKの企業が増える中なぜジーンズは一律NGなのか(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo! - Yahoo!ニュース

池田保行【ON&OFF 成否を分ける身だしなみ】

 オフィスカジュアルが推奨されるなか、ドレスコードを「カジュアルOK」と規定する企業が増えている。もちろん一概に「カジュアル」といっても、社会人としての礼節や品格は必要だ。服装はその人を判断する最初の関門。あまりにラフ過ぎては、職場もクライアントも面食らうし、会社のイメージにも影響する。本来は個々人の判断で服装を整えてしかるべきなのだが、事細かな服装規定を告知している企業もある。 

 紳士の公の場の装いに「短パン、サンダルNG」は納得できる。問題はジーンズの処遇である。一律に「ジーンズ不可」とする企業は、服装規定を作成した担当者の意識の低さを露呈していると言わざるを得ない。その担当者はおそらく定年間近の年齢で、かつて70年代ヒッピーのフレアジーンズやバミューダショーツ、渋谷あたりのヤンキー風情の腰ばきズルズルの穴あきジーンズを想像しているのだろう。服装に対する意識がまったくアップデートできていないに違いない。 

 たとえば紺のブレザーにオックスフォードのボタンダウンシャツ、ストライプのネクタイを締め、裾丈を適切な長さにカットした濃いインディゴブルーのジーンズを合わせて革靴を履けば、ヨレヨレのねずみ色スーツにネクタイをユルめている「服装意識ゼロ」のサラリーマンより、はるかに知的でスマートなスタイルだ。

「ジーンズNGと書かれてないから」とダメージジーンズをはいてくるような社員は、社会人としての意識が低いだけで服装規定以前の問題であるから、仕事の査定に影響することを理解させればいいだけのことである。

 オフィスにふさわしいジーンズスタイルはいくらでもある。それを理解・許容できない企業は単に頭が固くて前時代的で、滅びゆくだけの斜陽企業だろう。それならむしろ「全員スーツ」と規定したほうが、よっぽど企業のイメージはいい。服装規定を事細かに指定しなくてはならないほど、意識の低い社員を雇っているのも問題だ。御社は果たして大丈夫だろうか?

(池田保行/ファッションエディター&ライター)

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