各地でイベントを中止する動きが広がっている。加藤勝信厚生労働相は20日、開催について「一律ストップという段階ではない」と主催者に判断を任せる姿勢を示した。一方でイベントの中止を決めた主催者からは「不特定多数の来場者に感染するリスクがある」との声が上がり、自粛ムードが漂う。
「新型コロナウイルスによる感染拡大が予想以上に深刻だ」。新潟市の酒造会館で20日、新潟県酒造組合の大平俊治会長は急きょ記者会見を開き、3月14、15日に新潟市中央区の朱鷺(とき)メッセなどで開催する日本酒の大規模試飲イベント「にいがた酒の陣」を中止すると発表した。
2004年から続くイベントには、県内約80の酒蔵が出展。試飲だけでなく購入もでき、19年は2日間で過去最高の14万人が訪れた。
大平会長は中止の理由について「会場内の大混雑で来場者の濃厚接触が避けられないと考えたため」と説明した。販売済みの前売り券約2700枚分については、イベントのホームページで今後、払い戻しの方法を掲載する。
仙台市内で22日から開催予定だった「第12回東北モーターショーin仙台2020」も中止となった。東北最大のモーターショーで、3日間で約7万人の来場を見込んでいた。前売りチケットの払い戻しには応じる。イベントの担当者は「楽しみにしている方がたくさんいる中で中止にするのは残念だが、事情を理解してほしい」と言う。
甲府市は3月7日にJR甲府駅前で開催予定だった、しょうゆやみそなどの発酵食品を集めたイベント「こうふはっこうマルシェ」の中止を決めた。主催する市の担当者は「山梨県内で患者はまだ出ていないが、不特定多数の人が来場することから中止を判断した」と語った。
一方で、マラソン大会を中止する動きも広がる。3月8日に静岡市で開催予定だった静岡マラソンは開催中止が決まった。フルマラソンなどに計1万4312人が参加予定だった。大会規約に基づきエントリー料(フルマラソン1万2000円など)の返金は行わない。
実行委員会によると、参加者の約6割が静岡県外からで、中国(78人)を含む19の国・地域からエントリーがあった。実行委は「ランナーの安心・安全を重視した」と理解を求めた。フルマラソンにエントリーしていた同市清水区の会社員、八木宏仁さん(61)は「自粛になったことは理解できるが、気持ちよく走りたいと思っていたので残念だ」と話した。この日、埼玉県と茨城県でそれぞれ2大会、北海道で1大会の中止が発表された。
【野呂賢治、遠藤大志、大谷和佳子、北村秀徳】
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February 20, 2020 at 06:26PM
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新型肺炎、相次ぐイベント中止 加藤厚労相「一律ストップという段階ではない」 - 毎日新聞 - 毎日新聞
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