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「鳥がファインダーに入って来た時は手が震えます」と話す小松啓志さん(香南市の「ダイハツのいち」)
幻の鳥「ケツァール」に魅せられて―。中米コスタリカで野鳥の撮影を続けている香南市香我美町出身のアマチュア写真家、小松啓志さん(72)=愛知県大府市=の写真展が香南市で開かれている。県内では初めての個展。小松さんは「幻の鳥が生息できるのも、豊かな自然あってこそ。自然保護を考えるきっかけになれば」と話している。30日まで。コスタリカは、国土の3割が国立公園や生物保護区。世界中の鳥の1割に当たる930種類の野鳥が暮らしている。
古代アステカでは「神の鳥」とも呼ばれたケツァール(サン・ヘラルド・デ・ドタ自然保護区)
カザリキヌバネドリの和名を持つケツァールは「世界一美しい鳥」とも呼ばれ、手塚治虫の「火の鳥」のモデルともいわれている。羽毛を装飾品に使うため乱獲されたが、国を挙げた保護政策で生息数が回復してきたという。10年前、テレビで見たケツァールの美しさに感動した小松さん。「自分でも撮りたい」と、42年間勤めた貿易会社を67歳で退職後、カメラを手にした。独学で腕を磨き、2018年からコスタリカを訪れている。繁殖期に向けてオスの尾羽が伸び始める乾期の1月が撮影の季節だ。
「虹色のくちばし」と呼ばれるサンショクキムネオオハシ(ボカ・タパーダ)
今回の個展は、ユズ収穫のための里帰りに合わせて企画。香南市野市町中ノ村の「ダイハツのいち」に、“一押し”の16点を展示した。ケツァールのほか、カラフルなくちばしが特長のサンショクキムネオオハシ、ムーンウオークに似たダンスを披露するキモモマイコドリ…。国を挙げた狩猟禁止の効果か、「撮って」と言わんばかりに接近してくることもよくあるそうで、小松さんは「人が危害を加えるとは思っていないのでしょうね」。多数のプリント写真も用意しており、「中米の鳥を介して子どもたちが山林の大切さを感じるきっかけになれば」。県と高岡郡四万十町の鳥である「ヤイロチョウにも挑戦したい」と意欲的だ。
個展は午前8時半~午後7時。14、15日には小松さんが在席する。問い合わせは小松さん(090・3251・8427)へ。(横田宰成)
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November 14, 2020 at 06:40AM
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中米コスタリカで幻の鳥「ケツァール」激写 香南市出身・小松さん初の個展 - 高知新聞
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