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Thursday, September 3, 2020

日本人よ「他国は他国」一律に考えてはいけない - 東洋経済オンライン

コロナの感染や被害状況には各々の事情がある

新型コロナウイルスの感染拡大やそれに伴う被害などは各国各様。死者数だけを見て怯えても、足元の現実とは乖離していきます(写真:dem10/iStock)

熱中症の死者数は、約3週間で170人

3月末に流行った「ミラノやニューヨークの二の舞になる」「2週間後には医療崩壊が起きる」という言葉は7月半ばの時点でも、国会に登場した専門家やテレビで脚光を浴びる専門家らから聞かれた。

「幻冬舎plus」(運営:株式会社 幻冬舎)の提供記事です

それから1カ月以上たち、患者数が増加して、治療にあたる医療現場が大変なのはたしかだと思うが、それでもミラノやニューヨークのように医療崩壊が起きて、病院の待合室でバタバタと人が倒れたり、1日に500人、800人という数の死者が出たりして、遺体が安置所からあふれ、冷凍トラックに保管されているというようなことも起きていない。

世界の感染者数(NHK特設サイト「新型コロナウイルス」より)

とくに8月に入ってからは、新型コロナよりも熱中症のほうが深刻だ。東京都内では、8月2日から24日までで、少なくとも170人の死者が発表されている。総務省消防庁によれば、8月10日~16日の1週間だけで、全国で熱中症により救急搬送された人は12,804人にのぼっており、そのうち510人が重症、4,922人が中等症だという。

だがそれでも、灼熱の路上で汗だくになりながらマスクをつけている人がほとんどだ。「新型コロナがある限り、マスクを外してはならない」という空気の束縛によって、多くの人がじわじわと心身の健康を犠牲にしているように思えて、怖い。

「新型コロナ報道の罪【その2】恐怖の増幅」に書いているが、「ミラノやニューヨークの二の舞になる」「2週間後には医療崩壊が起きる」という言説は、3月下旬に、日本での死者数の少なさを一切無視して流行した「2週間後、東京はニューヨークになる」というフレーズそのままだ。そっくりリフレインしているのだから、二の舞を演じているのはどっちだよと言いたくなる。

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