新型肺炎、中国での死者数がＳＡＲＳ上回る…習主席「人民戦争」と表現 - 読売新聞

新型肺炎、中国での死者数がＳＡＲＳ上回る…習主席「人民戦争」と表現 - 読売新聞

　【北京＝田川理恵】中国政府は３日、新型コロナウイルスによる肺炎の中国本土での死者は２日までに３６１人に達したと発表し、最初に死者が確認された１月９日から１か月足らずで、２００２～０３年の重症急性呼吸器症候群（ＳＡＲＳ）での３４９人を上回った。

　共産党機関紙・人民日報（電子版）の３日午後１１時（日本時間４日午前０時）時点の集計によると、中国本土の感染者数は、１万７３０８人に拡大した。中国本土以外では、２６か国・地域１８６人に上った。

　中国の習近平（シージンピン）国家主席は３日、共産党最高指導部の会議で、「人民戦争」という言葉を使って防疫措置に全力を挙げる考えを示した。会議では、湖北省武漢市の当局などが感染拡大を防げなかったことを念頭に、「（当局の）対応に至らない部分が明らかになった」との認識も示された。

　また、中国中央テレビ（電子版）によると、武漢市で３日、約１０日間の突貫工事で完成した臨時病院（病床数約１０００）が開院した。ＳＡＲＳの流行時、北京に建てられた病院がモデルで、軍の医師や看護師ら約１４００人が治療にあたる。

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2020-02-03 16:05:17Z
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