広島・栗林良吏投手(25)が30日、広島市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、3700万円増の年俸5300万円でサインした。2年目の年俸としては球団最高額となり「しっかり評価していただいた」と感謝した。今季は2015年にDeNA・山崎が記録したプロ野球新人最多タイの37セーブを挙げた鯉の守護神が、球団の歴史を更新する大幅アップを勝ち取った。
◆「生活水準をあげないように」 年俸1600万円から3・3倍の大幅昇給を勝ち取った。広島・栗林が3700万円増の年俸5300万円でサイン。昨季10勝3敗で新人王に輝いた森下の(1600→4300万円)を1000万円上回って、2年目の年俸では球団史上最大の上がり幅と金額になった。
「森下ぐらいかなと思っていたら、それ以上の数字をもらえたので良かった。生活水準をあげないようにと、妻と話をしているので、しっかり貯蓄したい」
プロ野球選手の場合、高級車やブランド物、食事会…といった話題になることが多いが、栗林は昨年7月に名城大の同級生の沙耶さん(25)と結婚したばかり。「堅実経営」で知られるトヨタ自動車出身の守護神らしく、財布のひもも締める。
◆新人最多タイ37S、侍でも守護神 今季は2015年のDeNA・山崎に並ぶプロ野球新人最多の37セーブを挙げた。53試合登板でセーブシチュエーションからの失敗は1度もなく、0勝1敗、防御率0・86。3─6月にプロ野球新記録のデビューから22試合連続無失点を記録すると、東京五輪でも日本の金メダル獲得に貢献。7─11月はプロ野球歴代2位タイの20試合連続セーブと安定感抜群の投球で駆け抜けた。
2年目のジンクス打破へ、オフは愛知県のトヨタ自動車硬式野球部の施設で自主トレを予定。名城大4年時に指名漏れし、悔しさをバネに昨年まで2年間腕を磨いた原点の地で改善を重ねる。
◆セーブ失敗なし「誇らしい」 「誇らしい記録はセーブシチュエーションで失敗しなかったこと。今年同様、守護神としてマウンドに上がれるようになりたい」
シーズンと同じく契約更改でもインパクトを残した栗林。あとは12月中旬に発表される新人王の争いを制して、プロ1年目を最高の形で締めくくる。(柏村翔)
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