ヤクルト・小川泰弘投手(30)が今季取得した国内フリーエージェント(FA)権行使を決断する可能性が3日、高まった。この日も権利を行使するか熟考。親しい関係者には「条件じゃない。野球人生の分岐点。新しい環境で挑戦したい気持ちもある」と他球団への関心を明かしており、最終的には行使期限の4日に決断を下す。
小川はシーズン終盤から球団と交渉。今季は規定投球回に1イニング届かなかったものの、5年ぶりの2ケタ勝利となる10勝を挙げて存在感を示した。4年総額7億5000万円を超える提示を受け、8年間在籍したチームへの愛着も強いため、2日に行った残留交渉でも結論は出ず。心は揺れ続けており、この日も関係者は「決めるのは当日になるかも」と語った。
入団からコンスタントにローテを守る右腕だけに、宣言すれば他球団が名乗りを上げる可能性は十分。ヤクルトは宣言残留も認めており、仮に権利を行使した場合も交渉を継続。条件を見直す可能性もある。球団首脳は「仮にFA宣言したとしても、残ってもらうべく最大限の努力はしていかないといけない」と何としても引き留める覚悟。ライアンの決断に注目が集まる。
◆小川 泰弘(おがわ・やすひろ)1990年5月16日、愛知・田原市生まれ。30歳。成章高、創価大を経て、2012年ドラフト2位でヤクルト入団。1年目に16勝を挙げ、新人王、最多勝、最高勝率に輝いた。今季は無安打無得点試合を達成。通算181試合に登板し、75勝59敗、防御率3・63。171センチ、80キロ。右投右打。今季年俸9000万円。独身。
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