ラ・リーガは12日、第13節を各地で開催し、レアル・マドリー対アトレティコ・マドリーが対戦した。開幕当初から調子が上がらないレアルと、無敗が続いていたアトレティコという対照的なマドリードダービーとなったが、劣勢とみられたレアルが2-0で勝利。堅守が続いていたライバルから2ゴールを奪い、独走にストップをかけた。
試合前の時点では6勝2分3敗のレアルに対し、8勝2分のアトレティコ。レアルは主力の離脱が相次いだこともあり格下相手の取りこぼしが目立つ一方、アトレティコは10試合でわずか2失点という堅守で勝利を重ねており、両者の勝ち点は大きく開きつつあった。
それでもレアルはこの日、DFセルヒオ・ラモスが4試合ぶり、DFダニエル・カルバハルが3試合ぶりに先発復帰。MFフェデリコ・バルベルデも4試合ぶりにベンチに復帰し、ようやくベストに近いメンバーで戦えるようになった中、立ち上がりから試合を支配した。
そして前半15分、レアルは右サイドを崩した攻撃から右コーナーキックを獲得し、ここからスコアを動かした。MFトニ・クロースのキックがニアサイドに放り込まれると、ハイジャンプを見せたMFカゼミーロがドンピシャのヘディングシュート。名手GKヤン・オブラクのいないコースに流し込み、早くも先制に成功した。
その後はレアル攻撃陣がしっかりプレスバックすることで、アトレティコの攻撃の侵入を全く許さず、前半はシュート0本に完封。するとアトレティコのディエゴ・シメオネ監督は後半開始時、一気に3枚替えを敢行。DFフェリペ。MFヤニック・フェレイラ・カラスコ、MFエクトル・エレーラを下げ、MFトマ・ルマル、DFレナン・ロディ、MFアンヘル・コレアが入った。
それでもレアルの勢いは止まらない。後半6分、FWカリム・ベンゼマからの折り返しを受けたクロースがA・コレアに倒され、ゴール正面の絶好の位置でFKを獲得。同7分、S・ラモスのキックは壁に当たったボールが枠を逸れたが、またしても得点の可能性が感じられる場面をつくった。
直後にはアトレティコがファーストシュートで決定機。後半10分、右のニアゾーンを駆け上がったMFマルコス・ジョレンテのグラウンダークロスがゴール前を横断すると、ファーサイドに走り込んだT・ルマルがダイレクトシュート。フリーで反応した絶好のチャンスだったが、フィニッシュの精度を欠いて枠を外れた。
するとレアルは後半17分、敵陣左サイドで獲得したFKをクロースがゴール前に入れると、相手のクリアに阻まれたが、こぼれ球に備えて絶妙なポジショニングを取っていたカルバハルが胸トラップから右足一閃。強烈なシュートが右ポストに当たって跳ね返り、これがオブラクの背中に当たってゴールに吸い込まれ、オウンゴールでリードを2点に広げた。
今季10試合で喫していた2失点を大一番の1試合で喫したアトレティコは後半35分、左サイドを駆け上がったT・ルマルのクロスにMFサウール・ニゲスが頭で合わせたが、うまくミートしたボールはGKティボー・クルトワがスーパーセーブ。そのまま最後まで試合は動かず、唯一無敗を保っていたアトレティコが今季11試合目で初黒星を喫した。
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