発信地:マイアミ/米国
【12月20日 AFP】米男子ゴルフのエキシビション大会、PNC選手権(2020 PNC Championship)は19日、フロリダ州オーランド(Orlando)のリッツ・カールトン・ゴルフクラブ(The Ritz-Carlton Golf Club、パー72)で開幕し、タイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)の息子チャーリー(Charlie Axel Woods)君がイーグルを奪い、メジャー通算15勝の父を驚かせた。
11歳のチャーリー君はパー5の3番、ドライバーをフェアウエーに運ぶと、2打目は5番ウッドで林を避けるようにフックをかけアプローチ。グリーン手前でバウンドしたボールはそのままピンそば90センチまで寄り、父さながらのガッツポーズを見せた。
落ち着いてパットを沈めると、ウッズも満面の笑みでチャーリー君をハグし、「初イーグルだ!」と言いながらグリーンを後にした。
父をほうふつとさせるスイングを持ち、今週注目を集めているチャーリー君は、その後9番でもバーディーを奪取。13番では見事なティーショットを放ち、今大会では自分より後ろから打ち出すことになっている父に打つ必要はないと合図を送る場面もあった。
ウッズは「本当に信じられないようなショットがいくつもあった」と笑い、「彼(チャーリー君)はこの環境で最高の時間を過ごしていた」と話した。
フロントナインで1イーグル、6バーディーの好発進を切った「チーム・ウッズ」は、結局初日を10アンダー「62」でフィニッシュ。首位につけるマット・クーチャー(Matt Kuchar、米国)と息子キャメロン(Cameron)君の「チーム・クーチャー」とは4打差となった。
2日間にわたり行われる今大会には、メジャー優勝者らとその家族のペア20組が出場しており、チャーリー君は最年少の参加者となっている。ウッズは息子と楽しむことが期間中の一番の目標だと強調し、「自分のゴルフのことはどうでもいい。とにかくチャーリーに最高の時間を過ごしてもらうようにしたい。実際に彼はそれができている」と話している。(c)AFP
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