【ニューヨーク=橋本潤也】カナダのトルドー首相は17日、オタワで記者会見し、イランによるウクライナ旅客機撃墜で犠牲になったカナダ人らの遺族に当面の葬儀代や旅費などの費用として、犠牲者1人あたり2万5000カナダ・ドル(約210万円)の一時金を支給すると表明した。一時金とは別に、イランに損害賠償を求める考えも示した。
トルドー氏は、犠牲者176人のうち、カナダ国籍を持つ57人以外に、カナダの永住権を持つ外国籍の人が29人いたことも明らかにした。一時金の支払い対象は、これらの計86人の遺族となる。トルドー氏は、最終的にイラン政府が損害賠償の責任を負うと指摘したが、「遺族らは今、支援が必要だ」と強調した。
また、トルドー氏は、墜落機から回収されたブラックボックスは損傷が激しくイランには専門家がいないとして、フランスでの解析をイランに促した。
一方、カナダのシャンパーニュ外相は17日、中東オマーンの首都マスカットでイランのザリフ外相と会談した。撃墜について徹底した捜査を要求したとみられる。カナダ政府によると、ザリフ氏は「深い遺憾の意を表明した」という。両外相は、カナダなどの被害者が出た国の関係者によるイランへの入国手続きの円滑化や、身元特定の進め方のほか、損害賠償を含む遺族へのイラン政府の対応などを協議したという。
会談後、ザリフ氏はツイッターに「専門家同士で連携していくことで合意した」と書き込んだ。
2020-01-18 04:27:00Z
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